都内の車撮影スポット決定版!SNSで映える場所と撮り方のコツ

都内で愛車の撮影スポットを探すのは難しいと感じていませんか。

交通量が多くて停められない、人目が気になる、駐車違反が怖い。そんな悩みを解決します。

この記事では、都内の車撮影スポットでも比較的安全に撮れる場所と、迷惑をかけないマナーを解説。早朝や深夜を狙って、あなただけの最高の1枚を撮影しましょう。

目次

都内で車の撮影スポットを探す難しさと、最高の1枚を撮る魅力

愛車が石畳の道を走り、両側には街灯に照らされた建物が並ぶ夕暮れ時のヨーロッパの街並み。
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都内は交通量も人目も多く、愛車の撮影にはハードルが高い場所です。しかし、時間帯と場所さえ選べば、他の地域では撮れないようなドラマチックな写真を撮影できる魅力があります。まずは都内撮影の課題と、それを乗り越えるコツを見ていきましょう。

都内撮影の3つの課題「交通量・駐車スペース・人目」

都内で愛車の撮影(車写活)をしようとする時、誰もが3つの大きな壁に直面します。

第1の課題は「交通量」です。都心部は日中はもちろん、土曜の夜(18時〜22時頃)でも非常に交通量が多いです。実際の例として、土曜の夜に八重洲さくら通りや日本橋エリアを訪れた際、人通りも車通りも多すぎて撮影を断念した、という実例があります。

第2の課題は「駐車スペースの確保」です。当然ながら、都心部での路上駐車は即座に駐車違反となります。また、帝京大学病院前の桜スポットでは「救急車が通るため駐車は厳禁」という強い注意喚起がなされている例もあります。撮影に夢中になり、車から離れることは非常に危険です。

第3の課題は「人目」です。土曜の夜の丸の内仲通り(行幸通りより南側)は、ディナーや買い物客で人通りが多く、ゆっくりと三脚を立てて撮影するような雰囲気ではありません。人目が気になって、撮影に集中できないことも多いのです。

なぜ早朝・深夜が狙い目なのか?非日常感を出すコツ

これら3つの課題をすべて解決する魔法の時間帯、それが「日曜日の早朝」です。

例えば、日曜日の早朝4時に自宅を出発し、都心部に向かったドライバーの実体験があります。その結果、都内の道路は「ガラガラ」で、主要スポットを快適に巡ることができたという実例があります。

例えば、王道スポットの「汐留イタリア街」に午前6時前に到着したところ、人も車もほとんどいない貸切状態で、じっくりと撮影を楽しめたそうです。

この「早朝・深夜」こそが、都内で非日常的な愛車写真を撮る最大のコツです。交通量がほぼゼロになることで、普段は不可能なアングル(道路の真ん中など)から安全に撮影することが可能になります。

ただし、深夜には別の注意点もあります。イルミネーション目当ての場合、以前、六本木けやき坂に23時に到着したところ、直後にイルミネーションが消灯してしまったという実例も。深夜撮影は、スポットの消灯時間も確認が必須です。

【王道・欧州風】都内の車撮影スポット(イタリア街・丸の内)

赤いスポーツカーが、夕焼け空の下、石畳の広場に停車している様子。周囲には街灯と歴史的な建物が並んでいます。
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まずは、SNSでも定番の「都内らしい」写真が撮れる王道スポットを紹介します。ヨーロッパのような石畳や、洗練されたブランドショップが並ぶエリアは、愛車の高級感を一層引き立ててくれます

①汐留イタリア街:石畳と異国情緒あふれる街並み

汐留イタリア街

都内の車撮影スポットとして、最も有名と言っても過言ではないのが「汐留イタリア街」です。ここは都心でありながら、石畳の道路とヨーロッパ風の建物が立ち並び、まるで海外で撮影したかのような一枚が撮れる場所です。

多くのドライバーからも「車好きには定番となりつつある」と認識されています。

このスポットの最大の攻略法は、やはり「時間帯」です。あるドライバーは、日曜日の午前6時前に訪問。その結果、人も車もいない完璧なコンディションで撮影に成功しています。日中は観光客や業務車両が多いため、この雰囲気を味わうことはできません。

建物のディテールを活かしたり、石畳をメインにしたりと、様々な構図で撮影が可能です。

アクセスと基本情報(汐留イタリア街)

  • スポット名: 汐留イタリア街
  • 住所: 東京都港区東新橋2−17
  • 特徴: ヨーロッパ風の建築群と石畳
  • 推奨時間帯: 日曜早朝(〜AM 6:00頃)がベスト
  • 注意点: 路上駐車は厳禁です。短時間で撮影を済ませるか、近隣のコインパーキングを利用しましょう。

②丸の内仲通り:洗練されたブランドショップと愛車

②丸の内仲通り:洗練されたブランドショップと愛車

「汐留イタリア街」と並ぶ王道スポットが「丸の内仲通り」です。石畳の道に加え、洗練された高級ブランドショップのショーウィンドウが、愛車を一層ラグジュアリーに演出します。

ただし、丸の内は時間帯による混雑の差が激しいエリアです。

土曜の18時半頃に訪問した際、「行幸通りより南側は人通りが多かった」ため撮影を断念。

一方で「行幸通りより北側は人通りも車の数も少なかった」ため、そちらで撮影を行ったという非常に有益な情報がありました。

また、別の例では、日曜早朝に「ザ・ペニンシュラ東京」前や「Tiffany & Co.」「丸ビル」前などで撮影しており、早朝であれば南側エリアでも問題なく撮影できることがわかります。

アクセスと基本情報(丸の内仲通り・行幸通り)

  • スポット名: 丸の内仲通り、行幸通り
  • 住所: 東京都千代田区丸の内
  • 特徴: ブランドショップの洗練された街並み、東京駅舎(行幸通り)
  • 推奨時間帯: 日曜早朝。または土曜夜(行幸通りより北側エリア限定)
  • 注意点: 行幸通りから東京駅舎を狙う際、観光バスなどが停車していると画角が制限される場合があります。

【湾岸・近未来風】都内の車撮影スポット4選(埠頭・ブリッジ)

埠頭に停められた青いスポーツカー。背景にはコンテナと、夕暮れの空に映える橋や高層ビル群が見えます。
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次に、コンテナや巨大な橋、タワーマンション群といった「近未来感」や「無機質さ」を演出できる湾岸エリアのスポットです。埠頭(ふとう)エリアは道幅が広く、比較的停めやすいのも特徴です。

①品川埠頭:コンテナを背景に無骨な写真を撮る

①品川埠頭:コンテナを背景に無骨な写真を撮る

湾岸エリアで定番の撮影テーマが「コンテナ」です。無機質で工業的なコンテナヤードを背景にすることで、愛車の持つ機械的な魅力を引き出すことができます。

その代表格が「品川埠頭」です。SNSなどでも、SNS映えするアングルとして「コンテナを背景にした写真」が推奨されています。

ただし、コンテナヤードは日によってコンテナの量が変動します。あるドライバーが日曜早朝に訪れた際は、「コンテナが少なめだった」との声もあり、こればかりは運も絡みます。

埠頭は現役で稼働している場所です。大型トラックの往来も多いため、撮影は安全な場所に停車し、邪魔にならないよう細心の注意を払いましょう。

アクセスと基本情報(品川埠頭)

  • スポット名: 品川埠頭
  • 住所: 東京都品川区東品川5丁目1付近
  • 特徴: コンテナヤード、倉庫街の雰囲気
  • 推奨時間帯: 深夜〜早朝
  • 注意点: 稼働中の埠頭であるため、トラックの通行を絶対に妨げないこと。

②豊海埠頭:ライトアップされたレインボーブリッジを背景に

②豊海埠頭:ライトアップされたレインボーブリッジを背景に

レインボーブリッジを背景に撮影するスポットはいくつかありますが、その中でも人気なのが「豊海埠頭」です。

多くのドライバーが訪問しており、定番スポットであることが伺えます。

ここは、ライトアップされたレインボーブリッジと東京タワーを同時にフレームインできるのが最大の魅力です。夜景撮影がメインとなるため、三脚が必要になりますが、埠頭の岸壁に車を停め、じっくりと撮影することが可能です。

③豊洲・有明エリア:ゲートブリッジや市場周辺の直線道路

③豊洲・有明エリア:ゲートブリッジや市場周辺の直線道路

豊洲や有明エリアは、道が新しく、広く、直線が多いのが特徴です。タワーマンション群や、豊洲市場、有明のイベント施設など、近未来的な背景が豊富にあります。

あるドライバーは豊洲エリア、また、別の例では有明の某駐車場やゲートブリッジの撮影スポットを訪問しています。

特にゲートブリッジは、そのユニークな形状から人気のスポットです。このエリアは深夜から早朝にかけて交通量が激減するため、安全な場所に停めつつ、広々とした空間を活かした撮影が楽しめます。

④六本木けやき坂:イルミネーション撮影の注意点(消灯時間)

六本木けやき坂

冬のイルミネーションシーズン限定ですが、「六本木けやき坂」は外せないスポットです。

しかし、このスポットには最大の注意点があります。あるドライバーが、土曜日の夜に撮影を試み「23:00ちょうど」に到着したところ、わずか2枚撮ったところでイルミネーションが全消灯してしまった、という残念なケースも報告されています。

イルミネーションは、その日の営業時間が終了すると予告なく消灯します。訪問する場合は、必ず公式サイトでイルミネーションの点灯時間(特に消灯時間)を事前に確認し、余裕を持って到着するようにしましょう。

【穴場】都内の知る人ぞ知るユニークな車撮影スポット

銀杏並木が美しい道に停められたクラシックカー。朝の光が差し込み、道は雨上がりのように濡れて反射しています。
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王道スポット以外にも、都内には個性的な写真が撮れる場所があります。パーキングメーターを賢く利用する場所や、特定の時間だけ閉鎖される道など、少し違った写真を狙う方におすすめです。

①神宮外苑銀杏並木:早朝の静寂な直線が美しい

①神宮外苑銀杏並木:早朝の静寂な直線が美しい

秋の黄葉シーズンは観光客で溢れかえる神宮外苑の銀杏並木ですが、それ以外の季節、特に早朝は、美しい直線構図が撮れる穴場スポットに変わります。

あるドライバーは、日曜の早朝(薄暗い時間帯)に訪問しています。

ただし、早朝であっても「ゴミ収集車などが何台も止まっている」場合があり、アングルを工夫する必要があったとの声もあります。完全にクリアな状態を撮るには、タイミングも重要なようです。

②秋葉原(神田明神通り):合法的に停められる時間制パーキングメーター

②秋葉原(神田明神通り):合法的に停められる時間制パーキングメーター

都内での撮影は「駐車違反」との戦いですが、その悩みを合法的に解決できる珍しいスポットが秋葉原にあります。

神田明神通りの時間制路上駐車スポット(パーキングメーター)」です。

ここは、指定された枠内であれば、料金を支払うことで日中や夜でも合法的に「駐車」が可能です。もちろん長時間は難しいですが、短時間であれば人目や違反を気にせず、秋葉原らしい背景と共に撮影ができる貴重な場所です。

③国立国会図書館(駐車場):荘厳な建物と警察官のいる緊張感

③国立国会図書館(駐車場):荘厳な建物と警察官のいる緊張感

非常にユニークなスポットとして、「国立国会図書館の駐車場」も知られています。

周辺には国会議事堂や皇居があり、「右を向いても左を向いても警察がいる」という独特の緊張感が漂うエリアです。

荘厳な建物を背景に撮影できるだけでなく、その緊張感も含めて他では撮れない雰囲気の写真が撮れるかもしれません。

都内の車撮影スポットで失敗しないためのマナーとコツ

都市の通りで、警察官が高級車に駐車違反の切符を切っている様子。周囲には通行人が歩いています。
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都内での撮影は、何よりもマナーが重要です。駐車違反や騒音で周囲に迷惑をかけると、そのスポット自体が撮影禁止になってしまう可能性もあります。安全に楽しむためのルールを確認しましょう。

駐車違反にならないために(駐車と停車の違い)

大前提として、車道や歩道への「駐車」は厳禁です。

例えば、帝京大学病院前のように、救急車の往来がある場所での駐車は論外です。

もし撮影する際は、必ず運転手が乗ったままで、すぐに車を動かせる「停車」(5分以内が目安)の状態を維持しましょう。車から離れて三脚を立てる行為は「駐車」とみなされ、取り締まりの対象となります。

深夜・早朝の騒音(アイドリング・話し声)に注意

交通量が少ない深夜・早朝は撮影のゴールデンタイムですが、静かだからこそ「音」に配慮が必要です。

アイドリング音、オーディオの音量、ドアの開閉音、そして友人との話し声。これらは静かな住宅街やビル群に大きく響き渡り、近隣住民の迷惑となります。

特にマフラーを交換している車両は、エンジンを停止するなど、最大限の配慮をしましょう。

三脚の使用や長時間の占拠は避ける

人気の撮影スポットでは、自分以外の撮影者がいることも珍しくありません。

あるドライバーの体験談では、夜の日本橋「コレド室町」前で撮影しようとしたところ、「それらしい車が5台ほど列を成して止めていた」ため、撮影をスルーしたという実例があります。

このように、特定の場所に長時間居座ったり、列を作って占拠したりする行為は、他の撮影者や一般の通行の妨げになります。撮影は手短に済ませ、撮れたら速やかに場所を譲る思いやりが大切です。

撮影ドライブの休憩に!早朝・深夜営業の立ち寄りスポット

運河沿いのおしゃれなカフェ「breadworks TENNOZ」の前に停められたスポーツカー。店内では人々が朝食を楽しんでおり、外には運河と朝日が見えます。
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早朝や深夜の撮影ドライブは、休憩場所の確保も重要です。実際に撮影ドライブで利用された、雰囲気も良く利便性の高いカフェや休憩スポットを紹介します。

【天王洲】breadworks TENNOZ:運河沿いのお洒落な朝食

早朝の湾岸エリア(品川埠頭など)での撮影後に立ち寄る朝食スポットとして、最高なのがこちらのお店です。

あるドライバーは、日曜の朝8時半頃に訪問。運河沿いのテラス席もあるお洒落な雰囲気の中、美味しい朝食を楽しんでいます。

朝8時から営業しているため、早朝撮影ドライブのゴール地点として最適です。

アクセス・営業時間・メニュー(breadworks TENNOZ)

  • 店舗名: breadworks TENNOZ (ブレッドワークス天王洲)
  • 場所: T.Y.HARBOR内(東京都品川区東品川)
  • 営業時間: 8:00〜(日によって異なる場合あり)
  • 推奨駐車場: 天王洲ファーストタワー駐車場
    • 駐車料金: 60分/600円(以降30分/300円)
  • 実食メニュー例: デリプレート(4種 1500円)、カフェラテ(630円)
  • 特徴: 運河沿いのロケーション。パン、デリ、コーヒーの満足度が非常に高いとの声があります。

【豊洲】スターバックス(ららぽーと豊洲店):夜景撮影の休憩拠点

一方、深夜の湾岸エリア(豊洲・有明・お台場)での夜景撮影中に、暖を取りたい時の休憩拠点として便利なのがこちらです。

あるドライバーが、ゲートブリッジなどを撮影した後に訪問しています。

最大の利点は「22時まで営業している」こと。湾岸エリアで深夜まで営業しているカフェは貴重であり、撮影の合間に計画を練り直したり、冷えた体を温めたりするのに重宝します。

アクセス・営業時間(スターバックス ららぽーと豊洲店)

  • 店舗名: スターバックスコーヒー アーバンドック ららぽーと豊洲店
  • 場所: 東京都江東区豊洲2−4−9
  • 営業時間: 8:00〜22:00
  • 推奨駐車場: ららぽーと豊洲 駐車場を利用
  • 特徴: 湾岸エリアの夜景撮影時における、貴重な夜間営業の休憩スポット。

【一覧表】都内車撮影スポット おすすめ時間帯・特徴

スポット名エリアおすすめ時間帯特徴(SNS映え)
汐留イタリア街汐留日曜 AM6:00前石畳・ヨーロッパ風の建物
丸の内仲通り丸の内日曜早朝 / 土曜夜(北側)高級ブランド店・洗練された街並み
行幸通り丸の内日曜早朝東京駅舎(バスの停車に注意)
品川埠頭品川深夜〜早朝コンテナ・工業地帯の無骨さ
豊海埠頭豊海深夜(点灯中)レインボーブリッジ・東京タワー
六本木けやき坂六本木冬季・23:00前イルミネーション(消灯時間厳守)
神宮外苑銀杏並木神宮早朝(通年)静かな直線道路(業者の車に注意)
秋葉原・神田明神通り秋葉原日中・夜パーキングメーターで合法駐車可
国立国会図書館永田町日中荘厳な建物・警察官のいる緊張感

ルールを守って都内での愛車撮影を楽しもう

今回は、都内で愛車を撮影できるスポットを、王道から穴場、そして休憩場所まで、実際のドライバーの体験談なども交えて詳しく解説しました。

都内での撮影は、早朝・深夜の時間帯を狙うこと、そして駐車違反や騒音といったマナーを徹底して守ることが、成功への何よりの近道です。

特に、汐留イタリア街や丸の内仲通りのような王道スポットは、日曜の早朝であれば驚くほど快適に撮影できることが、実際の体験談からもわかっています。

この記事を参考に、安全とマナーを最優先し、あなただけの最高の1枚を撮影してみてください。

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